INCF最終1751 エルフシリビアル(試運転)
どうもはじめまして。PeerCastを使ってポケモン配信(生放送)をする界隈にいるシモノと申します。
インターネット大会「2017 International Challenge February」にて最終レート1751を記録した構築を紹介します。
簡単に言うと、Z追い風で急所ランク+2になったエルフーンのふくろだたきもしくはハギギシリの氷の息吹で怒りのツボワルビアルの急所を突く構築になります。
この構築は、後の記事に書くWCSレートで使用した構築のプロトタイプになります。
文量が多くなったのと、WCS版の構築の方が強いと思うので、この構築の個別解説は省略します。メインとなるエルフーンハギギシリワルビアルの解説はWCS版の記事をお読みください。
ちなみに、構築名は、the Grimoire of Dedenne様の『INC エルフシリビアル(反省会) http://fujinngo.blog.fc2.com/blog-entry-21.html 』から拝借しました。
(無断でURLを貼り付けているので、問題があれば削除します。)
ほぼ同じアイディアの構築を同時期に使用していたようです。この記事を書く前に検索で見つけてちょっと驚きました。
向こうの記事も読むとエルフシリビアルの並びへの理解が深まるかもしれません。
このパーティに至るまでの流れ
2月上旬、同じ界隈に居るパリイさんが全国ダブルで使っていたZ追い風強運トゲキッス+怒りのツボ構築(https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/BT-EC08-456A )を見て、WCSでも同じような構築を使いたいと思ったのが構築の始まり。
Z追い風は気合溜め状態(急所ランク+2)になるので、怒りのツボを突く準備をしつつS操作ができるのが一石二鳥で強そうだと感じた。
参考:WCSにおいて、Z追い風を使えてかつワルビアル(S92)の怒りのツボを突けそうなポケモンは以下の6匹
・エルフーンS116(ふくろだたき)
・オドリドリS93(おうふくビンタ)
・ヤミカラスS91(強運+ふいうち)
・ドーブルS75(みずしゅりけん)
・ドンカラスS71(強運+ふいうち)
パーティ遍歴
オドリドリフェローチェを偽装できそう+地震の当たらないオドリドリでツボを突くの面白そう。(オドリドリフェローチェワルビアルの誕生)
↓
気合溜め状態(50%で急所に当たる)のおうふくビンタが命中してしかも急所に当たる確率が約73%で低すぎ。想定通りの動きが出来てもツボ起動に失敗する場面が多かった。(オドリドリフェローチェワルビアルの解散)
↓
エルフーンのふくろだたきなら気合溜め状態(50%で急所)で87.5% or 93.75%のツボ起動ができる。しかも挑発でワイガを止めれたり守るをアンコール出来たり強そう。(エルフーン入りを試作)
↓
エルフーンが想像以上に狙われすぎ。
Z追い風のターンにエルフーンが死ぬからオドリドリ以上にコンボが失敗。
↓
逆に考えるんだ。「エルフーンが倒されちゃってもいいさ」と考えるんだ。
エルフーンが倒されても他のポケモンでツボ起動することに。(ハギギシリの採用)
↓
インターネット大会始まったし参加ついでに試運転。
基本選出をしたほぼ全ての試合で怒りのツボを発動させることができた。
パーティの解説
エルフシリビアル(Z追い風エルフーン+ハギギシリワルビアル)の特徴
・通常の追い風後ワルビアルのツボを突く構築と違い、追い風要員が生き残っても次ターンからすぐにツボをつける。
・Z追い風+ワルビアルだけの構築と違い、Z追い風要員が生き残らなくても次ターンからすぐにツボをつける。
→ 追い風ターンを無駄にせず、高い成功率で怒りのツボを発動できる。
個別解説は省略。
下3体は、ワルビアルの狩り残しを倒す or 裏選出要員。
選出パターン
○基本選出
Zおいかぜ+守る → エルフーンが生きていればふくろだたきでワルビアルの急所を叩き、ハギギシリが生きていればこおりのいぶきでワルビアルの急所を刺激、怒りのツボを発動する。
ワルビアルがやられた後は自由枠のポケモンでお掃除する。(たいていはワルビアルが全て倒してしまう。)
○対キュウコン入りor襷持ちが先発に出てきそうなとき
Z追い風+大爆発 → ツボ発動し殴る。
○対トリパ・鈍足パ(相手がワルビアルを抜けないor倒せなさそうなとき)
初手からツボ発動し殴る。
○対その他(ツボ選出が無理そうなとき)
トリルを妨害してきそうな相手に挑発+トリル → 裏で戦う。
INCでの試運転でわかったこと
使った感想
・エルフーンとハギギシリの二段構えになっているので、ほとんどの試合でツボを突けた。
・INCではWCSレートと環境が異なり、ワルビアルの刺さりがやや悪い。
・裏選出が弱い(ギガイアスが守れないのが致命的)。
・この構築ではツボ選出が無理そうな並びが多すぎ。
INCでわかったこの構築の弱点たち
○初手(Z追い風+守るのターン)に居るとキツいポケモン
・追い風持ち
追い風してこないことを祈る or ワルビアルで怯ませる
(エルフーンへの殺意からか案外追い風してこない)
・トリックルーム持ち
この指トリル・ミミッキュトリルが防げない
・猫騙し持ち
後ろからハギギシリを投げるが、追い風ターンを有効に使えずキツい
・Sがブーストするフェローチェ
ツボ展開を諦めるが負け濃厚
・蝶の舞をするフェローチェ
同上
○ツボをつくターンに居るとキツいポケモン
・襷or頑丈持ち
(プテラ、ウツロイドなどはワルビアルへの打点がなさそうなので大丈夫)
ツボ起動後に来ればなんとかなる
H振りは岩雪崩で落ちない。地震でしか倒せない奴と組んでたら裏選出するしかない
ハギギシリが上から縛られるので、裏選出するしかない
ツボ岩雪崩で落ちない。火力のない型ならなんとかなるときも
・浮いてる奴+岩雪崩で落ちない奴の並び
択ゲーに勝つか怯ませるかツボを諦める
(ギャラドス+何か、バルジーナ+何か、ボーマンダ+何かなど。浮いてる奴がワルビアルへの打点を持たないなら大丈夫)
あとは、ワイドガード持ちのポケモンが居ると択ゲーになって辛い。
以上のことを踏まえ、構築を改良してWCSレートへ挑みました。(次の記事)